春ちゃんのバカァーーーーーー!!!
チクショウ・・・・・・・・・・・・・
姉妹であたしをハメやがってーーーーーー!!!
+ Beauty and the Beasts +
・・・ジリリリリリリリリリリ
ジリリリリリリリリリリ
「zzzzzzzzzzz」
ジリリリリリリリリリ
「zzzzzzzzzzzz」
午前9時。
学校はとっくに始まっている時間。
なのに、あたしはまだ夢の中だった。
ジリリリリリリリリリリ
・・・・・・・・・うるさい
ジリリリリリリリリリリ
「・・・・・・・・・・ん〜」
ジリリリリリリリリリリ
「〜んぅ・・・・・・わかったからぁ・・・・・・・あと1時間だけ〜」
あと5分ならまだしも、1時間ってながすぎマス
ジリリリリリリリリリリ
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
ジリリリリリリリリリリ
ジリリリリリリrバキッ!ガッシャン!!
「うるせぇつってんのがわかんねぇのか?あ゛ぁ?!!
ぶっ殺されてぇのかテメーはよぉ?!!!
こっちは時差ボケで疲れてんだ!!黙って寝かせろ!」
と、また布団の中へゴソゴソと入った。
おーい!!サーン!遅刻だってば!!
春ちゃんにくれぐれも遅刻しないようにって言われてたよね?
†その頃氷帝学園では・・・
「今日はアメリカから編入生が来る・・・ハズだったんだがまだ来ていないらしい」
教卓で先生がそう言ったとたんに、教室中がざわついた。
「おぃおぃ・・・しょっぱなから遅刻ってどんなヤツだよ」
「どーせ不良でしょう?」
「いーや、ブスだから人前に出るのがイヤなんだぜ。きっと」
「あははー。ありうるー」
「不良でブスなんて最悪じゃん!!!」
アハハハ!と教室中に聞こえる笑い声や陰口。
もしココで本人が居合わせていたら全員、あの世行きの切符を手にしていただろう。
マジで早く起きないとヤバイですよー!さん!!
◇午前9時45分
「・・・・・・・・・ん・・・・んーーvよく寝た☆」
鳥の鳴き声で目覚め起き上がり背伸びをするという、なんとも絵に描いたように爽やかなお目覚め。
爽やかに目覚めてる余裕はないですよー
「今何時・・・・?朝ごはん作らなきゃ」
ふっと、枕元の時計を見ると・・・・あれ?壊れてる。
おかしいなぁ・・・と思いつつも壁掛け時計を見ると、もう9時をまわっていた。
「・・・・9時45分?!あちゃー!!遅刻だーーーー!!!」
ベットから飛び降り、急いでクローゼットを開けて制服に着替える。
「クソー・・・ネクタイ結べないー!!あー、髪グシャグシャじゃん!!ああ!まだコンタクト入れてない!!」
あわてて、家中をドタバタと駆け回る。
ていうか、ヤバいよ・・・・・・カンペキ遅刻だ!!
どうやったって間に合わないし!!!
「っと、よし。行ってきまーす!」
誰も居ないのに、ついクセで言ってしまった。
そしてあたしは、猛スピードで学校へ止まらずに向かう。
・・・・え?信号?なモンこのには関係無いね!!無視して進め赤信号ー(ウヲーイ)
「ああー!門閉まってるー!(当たり前)」
仕方がないので、正門に足をかけ意図も簡単にピョンと飛び越えた。
うん、さっすがちゃんだわ!(自画自賛かよ)
そしてあたしは、理事長室に向かった。
「グ、・・・・グッモーニンはるちゃん☆」
「もぅ、だから気をつけてっていったでしょ?心配したのよ?」
「あははー。ちょっと目覚しの調子が悪くて・・・・・」
原型がわからないほどに壊した上に、あげくの果ては目覚しの所為ですか、サン。
「ま、いいわ。もう少しで担任の先生がいらっしゃるから。」
「あ、そうそうはるちゃん!聞きたい事あったんだけど」
「なぁに?」
「この学校、空手部あるの?」
「あるけど・・・・・・・・?」
っしゃやりぃ!!
向こうじゃ空手部なかったモン!
だからテニス部のマネージャーやってたんだよね
「じゃあ早速空手部入部して、かるーく部長と顧問と手合わs「無理よ」
what?
「無理ってどういうこと?」
「あなたもう、部活決まってるもの。」
「はぁ?!何勝手に決めて・・・」
「前の学校でテニス部のレギュラー専用マネージャーやってたんでしょ?今度は男子テニス部のレギュラー専用マネージャー、お願いするわね」
「ちょっ・・・ちょっと待て!それ一体どういう・・・」
「一度部活入ったらやめられないからね☆じゃあ、頑張って。」
無理ーーーーーー!!!
部活くらいあたしの好きに決めさせろー!!!
ていうか、職権乱用してんじゃねーーーーーーーーーー!!!
「はるちゃんのバカ・・・・・」
「オホホホ。なんとでもおっしゃいな。言っとくけどこれは柚妃の希望でもあるからね?」
あんのド天然クソババぁ!!!
あたしの人生台無しにしやがって・・・・・!!
それでも母親かー!!
母さんの希望→逆らえばアメリカへリターン=変態と婚約!
「ちくしょーやられた・・・・・・」
あたしはソファに座り込んでハァ・・・と溜息をついた。
そのあとすぐ、担任が来てあたしは新しいクラスの3年5組の教室へ行く事になった。
そして、理事長室を出る際そっとバナナの皮をドアの前においておいた。(転べ転べ!)
「は日本語は大丈夫か?」
「はい。全くもって問題ありません」
「そうか、ならよかった」
先生は教室に入ると、騒ぐ教室を静まらせる。
「さっき言ったとおり、アメリカから編入生が来る事になった」
先生がそう言ったとたん、再び教室はざわつく。
「来たぜ、不良が」
「えー、ドブスでしょ?」
「どんな顔してんだろうな」
「きっとア●ャコ●グみたいなヤツだぜ〜」
ハハハハハと言う笑い声と共に、この会話はバッチリ本人の耳に入っていた。
・・・誰が不良だって?
ほぉ〜お、テメェらよっぽどこの世とララバイしてぇようだな・・・・・・・じゃあ、とりあえず
全員歯ぁ喰いしばれ☆
「静かに!、入れ」
ガラガラと無言で教室のドアを開けて教室に入ると、さっきより余計に教室がざわついた。
・・・・・・・・・・・っせぇな、あんだよ。そんなに人の顔が面白いか?あ゛ぁ?
ジロジロ見んじゃねぇぞクソ野郎共!
「アメリカから来たです。(いろんな意味で)仲良くしてください」
ここは一応、ニコッと笑っておいた。
覚悟はいいか野郎共!!!!(←海賊?)
「ってじゃない!」
ガタッと椅子を引く音がしたほうを見ると
ソコには今も変わりない懐かしい親友・の姿が!!!!
「あり??」
「なんだお前ら、知り合いか?」
「はい。親友なんです」
がパッと答えた。
「なら、最初のうちは席が近い方がいいな。よし、はの後ろに行け」
先生に言われてサッとの後ろの一番後ろの席に移動した。
やたっ!一番後ろ〜
ありがと先生〜!!
「久しぶりね!・・・いつこっちに来たの?」
「昨日だよ。男嫌いを治せとかで無理矢理帰国させられてさ。」
下手に逆らってリターンしたら、あのと婚約。
男嫌いで何が悪いのさ?
そのせいで何か母さんに迷惑掛けましたか?ってカンジ。
早く孫の顔が見たいだぁ?んなモンは兄貴に頼め。
手術すりゃ、産めんだろ(マテ
っと、今のは勿論冗談。
とにかくあたしは、男嫌いなんて治すつもりないかんね。
いつか母さん言い負かして、無条件でアメリカに帰ってやる。
コメント
はい、2終了。
やっとメンドクサイ2が終わった〜次はいよいよ3だ!
3は宍戸との話・・・だったっけ?(聞くな)
とにかく早く次が書きたい・・・・・・・